うずらの卵 孵化

うずらの孵化はカイロでも可能? 孵化に使用される保温器具とは?

2018/03/05


 

うずらの卵を孵化させる際には様々な保温器具が使われますね。

それでは、使い捨てカイロはどうでしょうか。

私たちの冬のお出かけの強い味方である使い捨てカイロ。高温が持続するため、うずらの孵化にも利用出来そうですが、果たして?

今回は、使い捨てカイロの性質と孵化に適した保温器具などをまとめてみました。

宜しければ是非ご覧下さい!

(画像引用元)https://goo.gl/WH4zGL

 

使い捨てカイロの仕組み

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使い捨てカイロは、鉄がさびるのを利用して熱を出しています。

カイロの中には鉄粉が入っており(その他、サビを促進させるために水や塩なども入っています)鉄粉が空気に触れる事で酸素と反応し酸化鉄となります。

使い捨てカイロは、この時の反応熱を利用しているのですね。

温度などは製品によって異なるものの、平均して50℃~60℃の温度が10時間~20時間ほど持続します。

カイロで孵化は可能か

「カイロを孵化に利用できないか?」と思う方は少なくないと思います。

現に某質問サイトで「カイロで孵化させたいのですが・・・」という質問をよく目にします。

しかし残念ながら、うずらの孵化にカイロは適していません。

(画像引用元)https://goo.gl/6gdtsc

 

ー カイロが孵化に適さない理由 ー

①温度が不安定

使い捨てカイロは性質上、一定の温度を保つということが出来ません。

②温度が高すぎる

うずらの孵化に適した温度は37.5℃~37.8℃ですが、使い捨てカイロの平均温度は先ほど記載した通り50℃~60℃と高温であり、孵化には適しません。

③酸欠の恐れ

カイロは発熱の際に酸素を消費するため、孵化器内が酸欠状態になってしまう可能性があります。

 

以上のことから、カイロは孵化に適しません。

孵化には温度管理が最も重要であり、温度が不安定では孵化率も下がります。

また、孵化が上手くいったとしても、温度が不安定の状態で生まれた場合、ヒナが奇形である事が多いようです。


自作の孵化器での温度管理が難しく感じる方は、自動孵化器をお勧めします。


うずらの有精卵・小型自動孵卵器・餌 3点セット

こちらの自動孵化器は、温度を一定に保ってくれるのはもちろん、自動転卵装置も付いているため安心ですよ。

 

孵化に使われる保温器具

うずらの孵化に使われる保温器具は以下の物があります。

①保温電球(ひよこ電球)

保温電球とは小動物用に作られた電球タイプのストーブです。

ヒナの保温はもちろん、孵化に使用する方も多いようです。

ちなみに孵化には40Wの保温電球を使用する方が多いようですね。

 

(画像引用元)https://goo.gl/LwL1T1

 

②電気あんか

電気あんかは布団に入れて足元を温めるための物ですが、電気あんかを使って孵化をさせる方は多いようですね。

スーパーのうずらの卵の孵化に成功して有名になった中学生も電気あんかを使用しました。

(画像引用元)https://goo.gl/JHed19

 

③電気毛布

寒い時期に重宝する電気毛布ですが、この上に卵を乗せて孵化をさせる方も多いようですね。

(画像引用元)https://goo.gl/6DauR

いずれにしても、孵化させる際は温度計やサーモスタットなどで、きちんと温度管理をする必要があります。

また、これらの保温器具を使用した孵化器の作り方は、検索すればたくさん出てきますので、孵化に成功した方のブログなどを参考になさって下さいね^^

もし孵化器の制作が難しいと感じたら、先ほどご紹介したうずらの有精卵・小型自動孵卵器・餌 3点セットの力を借りてみるのも良いかもしれません。

まとめ

ということで、最後にこの記事のポイントのまとめです☆

 

1.使い捨てカイロは一定の温度が保てなくて高温過ぎるので使用に適さない。

2.カイロは発熱の際に酸素を消費するため、孵化器内が酸欠状態になってしまう可能性があり危険。

3.ひよこ電球や電気あんか・電気毛布を使用する際はきちんと温度管理が最重要

 

 

使い捨てカイロは温かさが持続するので孵化に利用出来そうですが、残念ながら向いていないようです。

孵化に使えそうな加温アイテムを見つけても、すぐに孵化を試みるのではなく、ネットなどで検索し[本当に孵化に相応しいものなのか]を調べてから使用した方が良いかもしれませんね。

それでは、皆さんのうずら卵さんが元気に孵化しますように!

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