うずらの卵を孵化させる 温度管理は絶対条件
2018/03/18
うずらの卵を孵化させるなら、まずは有精卵を温めることから始めなければいけませんね^^しかし、当たり前ですが 適当に卵を温めていても孵化しません!
孵化にはそれに適した温度があり、温度がそれ以上でも、それ以下でも孵化率は下がってしまいます。また、孵化後の温度管理も大切であり、管理ミスによりヒナが死に至る可能性もありますよ。
今回は、孵化させる時と孵化した後の適切な温度についてまとめてみました。ご参考になれば幸いです!
(画像引用元)http://freeark.asia/blog/2016/12/24/uzura7/
この記事の概要はこちら
孵化に必要な温度
うずらの卵は、孵化器内の温度を37.5度~37.8度にして17~18日間温めることで孵化します。孵化をさせる際は温度管理がとても大切で、適温より高すぎても低すぎてもNGです。孵化器が設定温度に上手く到達しない場合は孵化器全体を毛布などでくるむのもいいでしょう。
例えば、孵化器内の温度が30度を下回れば、細胞分裂が停止して卵は死んでしまいます。逆に温度が上がり過ぎ、40度以上が長時間続いた場合でも孵化率はかなり下がりますよ。
自作の孵化器は温度にズレが生じることが多いため、※サーモスタットで温度管理を行うことをお勧めします。(※サーモスタットとは自動温度調節装置のことで、保温器具に繋げることで温度を一定に保つ役割を果たします)
設定温度に合わせて自動で保温器具のオンオフをしてくれますよ^^
孵化日数は温度により変化
うずらの孵化日数は、個体差があるものの 適温で温めることで17日~18日間で孵化します。しかし、孵化器の温度が高ければ一日ほど早く孵化し、低い場合は3~4日ほど遅れることがあるようです。
孵化器内の温度は室温の影響を受けやすくなります。室温20度~25度くらいを保てる場所に孵化器を置いて下さい。
孵化の時期は、冬より夏の方が温度管理がしやすく、孵化率が上がると言われています。春、夏の終わりの秋とかは気温が調度よいため適度なタイミング☆寒い冬に孵化を挑戦しようとしている方は、少しだけ緊張感をもって注意してくださいね^^;
(画像引用元)http://namazr.blog53.fc2.com/blog-entry-151.html
孵化直後の温度に注意
うずらの孵化直後~2週間は、特に温度管理に気を配って下さい。体力のないこの時期は、温度管理のミスにより簡単に死んでしまいます。
孵化直後は羽が乾くまで孵化器から出さないで下さい。(孵化器内の温度も37.5度~37.7度のままにしておく)
羽が乾いたら保育器に移します。(保育器内は37度くらいに設定して下さい)
保育器内が暑すぎても寒すぎても死ぬ原因となるため、ひよこ電球などを使用することで、ヒナが寒い時や暑い時、自由に移動出来るように工夫します。
また、羽が生え揃う生後一ヶ月頃までは保育器の温度が25度~30度になるよう調節しましょう。孵化後の温度については、こちらの関連記事をご覧下さい。
関連記事 >> うずらの卵 孵化したらその後はどうしたら良いの?
卵の時も、ヒナになっても温度管理はとても大切ですね。無事1ヶ月~に成長すれば、温度調整はそんなに神経質にならなくてもいいでしょう。ただし、冬は気をつけてくださいねほ!!
まとめ
ということで、最後にこの記事のポイントをまとめて終わりにしたいと思います☆
1.うずらの卵の孵化器内は37.5度~37.8度をキープ!
2.温度によって予定より早く生まれたり遅いときがある。
3.孵化時期に最適なのは5.6.7月(春夏)!!
4.成鳥になれば(1ヶ月過ぎ)20度~25度くらいでOK!!
また、温度管理が難しく感じる方には、自作の孵化器ではなく自動孵化器をお勧めします。自動孵化器は、設定した温度でずっと卵を温め続けてくれるため、温度管理がとても楽ですし、孵化率も上がりますよ!オススメの記事も書いてますので気になる方は参考にどうぞ☆
皆さんは、いつ頃うずらを孵化させるご予定でしょうか^^
って、もちろん今すぐにでも孵化させて、可愛いうずらのヒナちゃんに早く会いたいですよね!
でも、出来れば外気温が20度を上回る時期に行った方が温度管理もしやすく、孵化も成功しやすいようですね。
孵化に挑戦する時期を決めたら温度管理に十分気を付けて、元気いっぱいのヒナを誕生させて下さいね!