うずらの卵 孵化確率を上げるには?
2018/03/05
うずらの卵は温めれば必ず孵化する訳ではなく、何らかの理由により孵化しない事があります。
今回は、うずらの卵が孵化しない原因や、孵化確率を上げるにはどうしたら良いのかをまとめてみました。
これからうずらの卵の孵化を考えている方のご参考になれば幸いです。
(画像引用元)https://goo.gl/Gvpbhy
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孵化しない原因
うずらの卵が孵化しない時、以下の事が原因として考えられます。
①無精卵だった
有精卵の定義とは[オス5羽に対してメス100匹を自由交配が可能な状態にしておくことで生まれた卵]の事を言います。
有精卵率が80%以上に達していれば有精卵として販売出来るため、購入した卵が必ずしも有精卵(受精卵)とは限りません。
(10個購入すれば2個くらいは無精卵が混じっている可能性があるという事ですね)
②温度、湿度管理の失敗
孵化をさせるために最も大切なのは温度管理です。温度が高すぎても低すぎても孵化率は下がります。
また、湿度も重要で、湿度が高すぎると卵が腐敗することがあり、逆に低過ぎると卵が燻製状態になる他、ヒナが殻から出て来られなくなる(死篭もり)可能性もあります。
③検卵のし過ぎ
胚(ヒナ)の成長を見るため、卵に光を当てて中身を透かすことを検卵といいますが、これをし過ぎることで卵が冷えてしまい、孵化率が下がる恐れがあります。
④転卵が少なすぎた
転卵は、胚(ヒナ)が殻にくっつくのを防ぐために行う作業ですが、転卵が少な過ぎると孵化直前のヒナが殻の中で死んでしまうという確率が高くなります。
⑤卵が古すぎた
有精卵は、産卵後2週間を経過すると孵化率が下がります。更に、20日以上経過した卵は孵化の可能性がかなり低くなります。
上記の通り、孵化率を上げるためには、温度、湿度、転卵に注意しなければいけません。
もし自分で出来るかどうか不安な場合は、自動孵化器に頼ってみるのも良いかもしれません。
こちらの自動孵化器は、温度、湿度を管理してくれるのはもちろん、自動転卵装置も付いているので、転卵をし忘れる心配もありませんよ。
確率をあげるために
・温度・湿度を守る
室内の温度は20~25℃、孵化器内の温度は37.5℃~37.8℃が一番理想的だと言われています。
また、湿度は50%~70%程をキープ出来るよう工夫しましょう。
特に孵化の2~3日前からは、ヒナが殻から出やすくするため、湿度を高めに(75%以上)しておく必要があります。
・検卵をあまりしない
卵が冷えてしまう恐れがあるため、検卵が本当に必要な時(無精卵と有精卵を判別する時など)以外は、行わないようにしましょう。
また、検卵する際は手早く行うなど、出来るだけ卵を冷やさない工夫をしながら行って下さい。
・有精卵の期限を知っておく
有精卵は産卵後一週間以内が一番良い状態だと言われています。
なるべく日数の早い段階(5日以内)で卵を孵化器に入れることで孵化率も上がりますよ。
・転卵をまめにする
転卵は、一時間毎に行うのが理想的だと言われます。最低でも一日4回は行うようにしましょう。
以上のことを注意し、孵化率を上げて下さい。
また、先ほどご紹介したうずらの有精卵・小型自動孵卵器・餌 3点セットなどを取り入れることで更に孵化率を上げて下さいね。
(画像引用元)https://goo.gl/QLPN5b
まとめ
ということで、最後にこの記事のポイントのまとめです☆
1.孵化確率を上げるには、湿度・温度に気をつけるのがポイント!!
2.検卵のし過ぎに注意!!
3.転卵は、コンスタントにが理想!毎日4回以上はしましょう!!
ほんの少しのミスが孵化しない原因に繋がります。
当たり前ですが、命を誕生させることは簡単じゃありませんよね。
孵化にチャレンジする時は、孵化をさせた方のブログやHPなどを何度もよく読んで、正しく行って下さいね。
また、孵化後の温度管理もとても大切ですので、元気な子に育てるためにしっかり勉強しておきましょうね^^