うずらの卵を孵化させる 検卵は必要?
2018/03/05
うずらを孵化させるための作業の一つに、検卵というものがありますよね。
検卵は、温度管理や転卵のように、必ずしなければならないものではありませんが、無精卵か有精卵かを判別するために役立ちます。
しかし、検卵にはリスクがあり、孵化率を下げてしまう恐れもあることから注意が必要です。
そこで今回は、検卵の仕方や、行う際の注意事項などをまとめさせて頂きました。
正しい検卵方法を知り、安全かつ的確に作業を行いましょう!
(画像引用元)https://goo.gl/YzhiBE
検卵とは
検卵とは、孵化途中の卵の発育を調べることで、無精卵と有精卵を仕分ける事を言います。
それ以外にも、卵がちゃんと育っているか気になる場合や、研究目的などで卵の日々の変化を調べるために検卵を行う方もいるようです。
検卵で有精卵と無精卵の判別がついたら、後は有精卵が無事に孵化をしてくれるのを祈るばかりですね。
もし、温度管理や転卵作業に自信がないという方は、下記のような自動孵化器の力を借りるのもお勧めですよ。
温度管理や転卵作業を自動で行ってくれるため温度管理が苦手な方にも安心です。
検卵の仕方
検卵は真っ暗な場所で行いましょう。
暗闇で卵に向かって下から光を当てることにより、卵の中身が透けてみえます。
その際、影が映ったり、血管のようなものが見えれば有精卵。
何も見えず、そのままライトの光を通せば無精卵という事になります。
ライトは光の強い物を使った方が分かりやすいですよ。
検卵時の注意点
・検卵をする際、孵化器の蓋を開けることで孵化器内の温度を下げてしまいます。
また、卵を手に持つことで、卵を冷やしてしまう恐れもあります。
検卵を行う際は部屋の温度に注意し、手を温めてから行うようにしましょう。
・卵を手に取る際は、傷などつけないように細心の注意を払って下さい。
・うずらの卵は柄があるため中が見えにくくなっており、早い段階で検卵を行っても、有精卵か無精卵かはっきり分からない場合があります。
何度も検卵することは孵化率を下げることにも繋がりますので、10日ほど経過してから行った方が確実であり安全だと言えます。
(画像引用元)https://goo.gl/6tW7yZ
検卵は必要?
検卵を行う理由は、無精卵と有精卵を仕分けるためですよね。
では、検卵をしないとどんな影響があるのでしょう?
検卵をしないで無精卵を温め続けていると腐敗していきます。(生ゴミが腐ったようなかなりの悪臭とのこと!)
また、ヒビが入っている場合、卵が破裂する恐れも出てきます。
というわけで、検卵で無精卵を取り除く理由は、腐敗臭が出るのを防ぐためと、破裂した卵が他の卵に悪影響を及ぼすのを防ぐためですね。
とはいえ、上手に検卵が行えず卵を冷やしてしまうくらいなら、しない方が無難かもしれませんね!
孵化をさせる際は温度管理が何よりも大切なため、孵化器内の温度を下げるような行為は避けましょう。
温度管理が難しい場合は、先ほどご紹介したうずらの有精卵・小型自動孵卵器・餌 3点セットなどの自動孵化器を使って上手に管理して下さいね!
(画像引用元)https://goo.gl/FT5cgo
まとめ
ということで、最後にこの記事のポイントのまとめです☆
1.検卵とは、無精卵と有精卵を仕分ける事
2.検卵するなら温め始めて10日目ごろが安全!
3.検卵は何度もやらない!(卵が冷えてしまうのを防ぐ)
検卵は、妊婦さんがエコー写真を見るときの心境に似ているのでしょうか。
無事に育ってるかな?大きくなってるかな?とまだ見ぬ我が子に会うべく、毎回ドキドキわくわくしながらエコー写真を見ていたことを思い出しました。
出来れば毎日 検卵したい気持ちになりますよね!
しかし、卵のためにはあまりしない方が良いようなので、無事に育つのを祈りながら、出逢えるのを待ちましょう^^