うずらの有精卵 成長の仕方と成長しない原因
2018/03/05
うずらの有精卵を孵化器で温めだしたら、後は無事に孵化することを祈りながら、温度管理や転卵の作業をするわけですよね。
うずらは生まれるまでの約17日間、卵の中で毎日どんな風に成長しているのでしょう?
元気にスクスクと育ってほしいですね!
今回は、うずらの成長の仕方や、成長が止まってしまう原因などを書かせて頂きました。
これから孵化に挑戦される方のご参考になれば幸いです。
(画像引用元)https://goo.gl/yuiAvm
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うずらの成長の仕方
うずらの成長の仕方を、実際に孵化させた方達の記事を参考にしながら簡単にまとめさせて頂きました。
うずらが孵化するまで
1~2日目 卵黄部分の色が均一でなくなるなど、黄身に変化が現れはじめる。
3~4日目 胚を中心に血管が成長していることが認められる。この頃の検卵で有精卵か無精卵かを判別することが可能に。
(画像引用元)https://goo.gl/yBzrn7
5日目 胚が成長し血管が全体に広がっていく。
8日目 胚(ヒナ)の成長が顕著であり、検卵で[目]が確認できるようになる。
9~11日目 体の表面に羽毛が生え始め、検卵で羽や足を動かす様子が観察出来るようになる。
12~14日目 胚(ヒナ)が卵黄を栄養分としているため、卵黄が小さくなっていく。この頃になると中身がかなり育っているため、検卵しても真っ黒でほとんど見えない。
15~16日目 内部では卵黄が完全に胚(ヒナ)の体内に取り込まれており、卵が動いたり鳴き声が確認できるようになる。
16~18日 コツコツ音を立てながら自ら殻を割って出てくる\(^o^)/
(画像引用元)https://goo.gl/yRggHa
※孵化日数は、だいたい17日~18日と言われていますが、温度が低いと孵化する日数が伸びる可能性もあります。
孵化をさせるために一番必要なことは、温度管理ですよね。温度が安定しない状態では孵化が難しくなります。
温度管理が不安な方は、下記のような人工孵化器の力を借りて見るもの良いかもしれません。
卵を一定の温度で温めてくれるので、とても安心です。
また、自動転卵装置も付いているため、転卵のし忘れなどを防いでくれますよ。
成長が止まってしまう場合も
卵が何らかの理由で成長せず、死んでしまうことを中止卵と言います。
下記に、中止卵の原因としてよく聞かれるものを挙げてみました。
①温度管理の失敗
一度卵を温め始めたら、温度の上げ下げをしないで下さい。
また、温度が高すぎても低すぎても孵化率が下がる原因になります。(理想は37.5℃~37.7℃)
外気温にも左右されますので、特に冬は気をつけて下さい。
②転卵の失敗
転卵を怠ると胚(ヒナ)が卵の殻にくっついてしまいます。
③湿度管理の失敗
湿度は50%程が理想だと言われています。
温度が低すぎれば卵は燻製状態に。また、高すぎると腐ってしまいます。
④検卵のし過ぎ
検卵のし過ぎは卵を冷やしてしまうため、孵化率が下がる恐れがあります。
少しでも孵化率を上げるため、上記の事に気をつけながら卵を温めて下さい。
温度管理や転卵の作業が難しい場合は、先ほどご紹介しましたうずらの有精卵・小型自動孵卵器・餌 3点セットなどの人工孵化器もご検討下さいね。
(画像引用元)https://goo.gl/iWBh4W2
まとめ
ということで、最後にこの記事のポイントのまとめです☆
1.孵化日数は、だいたい17日~18日と言われている。
2.温度・湿度管理は最重要!!
3.胚が殻にくっかないようにのコンスタントな転卵
4.検卵のしすぎは中止卵(成長が止まること)の原因に
うずらの卵を温めだしたら、なるべく触らないのが孵化率を上げるための鉄則のようです。
「ちゃんと成長してるかなー?」と、毎日気になって仕方がないのは分かりますが、どうしても必要な検卵以外は触らずに、孵化器に向かって「うずらちゃんガンバレー!」と応援することにしましょうね^^
皆さんの元に元気いっぱいなヒナが誕生しますように!