うずらの有精卵はスーパーでも入手可能?
2018/04/09
「うずらを卵から育ててみたい!」と思った時、専門のお店などで有精卵を購入するのが一般的ですよね。
しかし、極たまに、スーパーで購入したうずら卵の孵化に成功する方がいるようです。
でも、スーパーで売られている卵って無精卵のはずなのに、どうしてそんなことが起こるのでしょう?
そこで今回は、スーパーの卵に有精卵が混じる理由、孵化の確率、注意点などを書いてみました。
ご参考になれば幸いです。
(画像引用元)https://matome.naver.jp/odai/2142136660081119701
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有精卵が混じる理由
スーパーで売られている卵は無精卵です。
無精卵とは、メスだけで産んだ卵であり、いくら温めてもヒナは孵りません。
しかし、スーパーのうずら卵に時々有精卵が混ざっているということがあるようです。
そして、その理由として、2つの可能性が考えられると言われています。
①選別の際、オスとメスを間違えた。
うずらのヒナは肛門部分の突起の有無でオスメスを判別するそうです。
これが、専門技術を持っている方も間違えてしまうくらい判別が難しいのだとか。
(画像引用元)http://blog.goo.ne.jp/ukouko_1970/e/d1021e9c19a161...
②繁殖用の「種卵」を産んだメス。
種卵を産んだメスを元の卵生産ラインに戻した時、まだオスの精子が体内に残っていたという可能性です。
いずれにしても滅多にないことのようですね。
そう簡単には見つからない有精卵ですが、それでもうずら卵を孵化させたいと思ったら下記のような人工孵化器を使って見るのも良いかもしれません。
一定の温度で卵を温め続けてくれるので、楽ちんですし、とっても安心です。
有精卵が孵化する確率
スーパーのうずら卵には、1~5%程度の確率で有精卵が入っている場合があるようです。
うずらの孵化に成功した、ある方の実験結果によると、80個温めて2羽が孵ったそうですよ。
確かに、もしかしたら!の可能性に賭けたくなる気もしますね(笑)
しかし!うずらの飼育数全国一位の愛知県が、2015年、羽毛の色がオスとメスで異なる、色違いのうずらのヒナが生まれるように品種改良をしました。(オスは羽が黒っぽく、メスは薄茶色だとか)
これによって、ヒナ鳥のオスメスの選別が容易になったため、この品種がどんどん出回れば、スーパーのうずら卵に有精卵が混じる可能性は、もっと低くなっていくかもしれませんね。
(画像引用元)https://www.jiyu.ac.jp/blog/?p=31884
安易に孵化させないで
スーパーのうずら卵からヒナが孵るかもしれない!なんてことを聞いたら、とっても興味がわきますよね。
もちろん試してみたい気持ちも分かります。
でも、孵化をさせてからのこともきちんと考えていますか?
うずらの世話は決して楽ではありません。オスは声も大きいですし、荒っぽい性格の子も多いですよ。
大事な命です。必ず家族の了解を得て、きちんと飼育環境を整えたうえで孵化をさせて下さい。
そして、孵化をさせると決めたら、先ほどご紹介したうずらの有精卵・小型自動孵卵器・餌 3点セット を使用して、少しでも卵が孵る確率を上げてみてはいかがでしょうか。
まとめ
スーパーの食用として売られているうずら卵は、洗浄も殺菌もされており、たとえ有精卵だったとしてもその時点で死んでしまう可能性が高いのだそうです。
とすると、スーパーのうずら卵で孵化をさせることってまさに奇跡ですね。
でも、[スーパーの卵から孵化させる]ことだけを目標にしないで、生まれたら一生可愛がってあげることをどうか忘れないで下さいね。