うずらの卵と鶏卵の栄養価を比較してみた!1日いくつ?→ 結果!
この記事はうずらの卵と鶏卵の栄養価を比較し、それぞれ1日いくつまで食べれるの?という素朴な疑問について書いたものです。うずらの卵といったら、意外と栄養価高いとか栄養素が多いとか一部のマニアには注目されているようですね☆
でもそんなに栄養素があったら、「沢山食べたら鼻血でちゃうんじゃないの?」(笑)って、古い考えかもしれませんが、思ってしまいますよね^^;なので、栄養素・栄養効能などを分析して、1日いくつまで食べていいのかを検証してみることにしました!!
この記事の概要はこちら
うずらの卵の注目するべき9つ栄養素!!
まずはうずらの卵ってあまり、自分では購入しないと思いますのでどれくらいの大きさなのか観てみましょうね☆
引用:https://goo.gl/csjXTx
なるほど、うずらの卵が小さいことはわかっていましたが、画像(*鶏卵Mサイズ)を立体的に考えるに・・・・大体ですがうずらの卵×5個=鶏卵×1個 というところですね^^
重さで考えると殻なしでうずらの卵は約1個10~12g、鶏卵Mサイズは約50gと言われてます。重さからみても、鶏の卵1個に対し、うずらの卵は5個分と言えるますね☆若干個別差がありますが。それでは卵の栄養価について見ていきましょう!!
ということでこれ以降100g単位での比較解説になります。簡単に言うと うずらの卵約10個分 と 鶏卵M約2個分 の説明と思っていてくださいね^^
まずは最初にうずらの卵100gの栄養素を見てみましょう!!
このグラフはあくまでも参考データです。料理後の栄養素の放出などを考慮にいれていません。
※黄緑の文字は一食あたりの目安。18歳~29歳の平常時女性51kg、一日の想定カロリー1800kcalのデータから算出しています。
引用:http://calorie.slism.jp/112002/
あくまでも統計だけの話ですが、特筆するべき点は、うずらの卵100g(約10個)でビタミンA、D、B2、B12、葉酸、ビオチン、ヨウ素、セレン、モリブテンの9栄養素を全てカバーできるところに注目!!栄養素の過剰になるかどうかについては後で説明しますね。
【特筆した9栄養素の含有量一覧】
ビタミンA(350μg)
ビタミンD(2.5μg)
ビタミンB2(0.72mg)
ビタミンB12(4.7μg)
葉酸(91μg)
ビオチン(19.3μg)
ヨウ素(140μg)
セレン(46μg)
モリブテン(8μg)
次に鶏卵100gの栄養素を観てみましょう☆
鶏卵の場合は100gで5つの栄養素をカバーできるということになりますね。これはこれでけっこう優秀ですね☆
引用:http://calorie.slism.jp/112002/
ちなみに鶏卵の栄養素の含有率とうずらの卵の9栄養素と比較してみるとと・・・・負けているのはビオチンのみですね。ビタミンB12とヨウ素に関しては群を抜いていますね。食品に勝ち負けはないのですけれど^^;
ビタミンA(150μg)うずらが約2.2倍
ビタミンD(1.8μg)うずらが約1.5倍
ビタミンB2(0.43mg)うずらが約1.8倍
ビタミンB12(0.9μg)うずらが約5倍
葉酸(43μg)うずらが約2.2倍
ビオチン(25μg)鶏卵が1.3倍
ヨウ素(16μg)うずらが約9倍
セレン(32μg)うずらが約1.5倍
モリブテン(5μg)うずらが約1.8倍
確かに栄養価は高い!!ビタミンB12、ヨウ素が凄過ぎる。
うずらの卵の特筆した9栄養素の効能!!
それでは早速、うずらの卵の栄養素の効果と効能を詳しく解説しますね^^
ビタミンB12の効能・栄養素
悪性の貧血に有効なビタミンとして知られています。
【ワンポイント知識】
動物性食品に含まれています。特に多く含む食品は、かきなどの魚介類やレバーなどです。ビタミンB12は過剰にとっても必要以上には吸収されないことから、一般にとり過ぎになる心配はありません。
ヨウ素の効能・栄養素
ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料になり、成長を促進する働きや、基礎代謝を活発にしてくれる働きのある栄養で、疲労回復や風邪予防の効能があります。オールマイティ(バランス系)な栄養素とも言えますね。
【ワンポイント知識】
昆布・ひじき・わかめ多く含まれています。ヨウ素に関しては適度にとることは効果的ですが、過剰摂取はさけておきましょう。とくに妊婦さんはドクターなどに相談してみてくださいね。うずらの卵10個も食べる方はいないと思いますが^^;
ビタミンAの効能・栄養素
ビタミンAは、発育を促進したり、肌の健康を維持したり、暗いところでも目が慣れて見えるようになる機能(視覚の暗順応)に関わったり、さらにのどや鼻などの粘膜に働いて細菌から体を守ったりなど、たくさんの重要な役割を持っています。
【ワンポイント知識】
多く含む食品は、レバー、うなぎ、バター、マーガリン、チーズ、卵、緑黄色野菜。とり過ぎによる過剰症では、肝臓に貯蔵されて肝障害などの副作用をおこすおそれがあります。
普通の食事からはとり過ぎる心配はありませんが、サプリメントやビタミン剤を摂取する場合は使用法をきちんと守りましょう。
葉酸の効能・栄養素
ビタミンB群の仲間です。ほうれん草など緑の葉に多く含まれるためこの名がつきました。胎児の先天的な異常を予防する効能があることから、妊婦さんには大切な栄養素としても知られていますよね。ビタミンB12と一緒に摂取することで相乗効果抜群!!
【ワンポイント知識】
レバーのほか、枝豆、モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリーといった緑黄色野菜、いちご。通常の食生活ではとり過ぎによる過剰症はみられません。ただし、薬やサプリメントを耐容上限量をこえて大量摂取した場合は、神経障害、発熱、じんましんなどの過剰症がおこるとの報告があります。
ビタミンB2の効能・栄養素
3大栄養素(炭水化物・脂肪・タンパク質)の代謝を促し、エネルギー作りを助ける役目を果たしてくれる。バランス系栄養商品のお馴染みのオロナミンCやデカビタの色はビタミンB2の色ですね^^
よく言われるのが不足すると、口の端が切れる口角炎、口内炎、舌炎などのように、皮ふや粘膜に炎症がおこりやすくなります。これは皮ふや粘膜は生まれ変わりが速い組織であるため症状が現れやすいからです。
【ワンポイント知識】
レバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉菜類など脂質の分解を促し、過酸化脂質を分解する効能があるので、生活習慣病の予防にも効果的だとされています。
一方、水溶性のため使われなかった余分は尿中に出てしまうことから、とり過ぎによる過剰症の報告はありません。
ビタミンDの効能・栄養素
ビタミンDには、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、それによって血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨をつくる働きがあります。
ビタミンDとカルシウムを十分にとることに加え、適度な日光浴と運動に配慮して丈夫な骨をつくりましょう。
【ワンポイント知識】
含む食品は比較的限られており、魚介類、卵類、きのこ類などです。ビタミンDのとり過ぎは、高カルシウム血症、腎障害、軟組織の石灰化など過剰症をまねくおそれがあります。普通に暮らしてればまず過剰にはならない。
セレンの効能・栄養素
体内を酸化から守る。免疫系を正常に保つ。悪い細胞をやっつける役目ですね。不足すると、克山病(心筋症の一種)、関節症、筋肉痛、皮膚の乾燥、生殖能力の低下などの症状がでます。
【ワンポイント知識】
マグロ、ワカサギ、ウニ、イワシ、、卵、ねぎ、ビール、牡蠣(カキ)、タラ。老化や生活習慣病を予防してくれる抗酸化作用があります。しかし、必要量と耐容上限量の差があまり大きくないうえ撮り過ぎには注意。
ビオチンの効能・栄養素
たんぱく質、脂質、炭水化物の材料であるアミノ酸、脂肪酸、糖の合成や、エネルギー産生などを助けます。バランス系栄養素と言う認識でいいと思います。
名前からはわかりにくいですが、ビタミンB1、B2などと同じ、「ビタミンB群」チームの一員です。不足すると肌荒れ、脱毛、舌炎、結膜炎、うつ、幻覚の原因になります。
【ワンポイント知識】
バー、ナッツ類(とくにピーナッツ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなど)、納豆、卵、かれい。多量に摂っても排泄されるため、過剰症の心配はありません。
モリブテンの効能・栄養素
体内では腎臓と肝臓に多く存在し、酸化還元反応を助けるいくつかの酵素の構成成分となっています。
必要な量はごく微量であるため、通常の食生活で不足することはほとんどありませんが、不足すると頻脈(脈が早くなる)、頭痛、夜盲症(暗いところでものが見えにくくなる)などの症状が起こることがあります。
【ワンポイント知識】
米、そば、豆類(たとえば大豆、えんどう豆、あずきなど)、大豆製品(たとえば豆腐、納豆、がんもどきなど)、レバーなど。摂りすぎると、高尿酸血症になる恐れもあります。
栄養素のまとめ
極論になってしまいますが、卵だけ食べていても大体の栄養素がカバーできる訳ですね。毎日毎日はちょっと辛いですけどね^^;
「納豆、卵、牛乳」はこうやって見ると、ほんとうに万能なことがわかります。
結果、うずらの卵は1日いくつまで?
結局、1日いくつまでうずら卵・鶏卵を食べていいの?
鶏卵(M)のカロリー 151kcal 100g
→ 2個まで
うずらの卵のカロリー 179kcal 100g
→ 10個まで
データだけで言うと、これだけで1日に必要な栄養素は全てカバーできますよね。がしかし!!
結論を先にいってしまうと、うずらの卵は1日5個が妥当!!いくら栄養価が高いからといって、過剰摂取するといろいろと弊害が起きますし、必要以上とっても、摂取されずに排泄されてしまうのも勿体ない。カロリーの観点から見てもこの5個というのはちょうどいいでしょう。
つまり、鶏卵にすると2個。板東英二さんはあんなにゆで卵を食べて身体大丈夫でしょうか。東京~新大阪の移動中に最高9個のゆで卵を食べたという逸話がありましたよね(汗)お体心配です。
考えてみれば、常識の範囲で鶏卵を3個も4個も食べる人って日本にはそうそういないですものね^^;(板東さん以外は)データ的には10個まで平気の計算ですが、栄養素のバランス的にはやはり5個という結論に達しました^^;
うずらの串焼きとかお酒のみながら、ちょうどいいのかもしれませんね☆若干カロリーオーバー気味ですけどね^^気にしすぎ・節制しすぎも身体に悪いので難しいですが、常識の範囲内で調整しましょうね☆
引用:https://goo.gl/YxjgLt
海外でのうずらの卵は人気!?
余談ですが、ロシアでうずらの卵が好きで1日30~40個食べるという猛者もいるという・・・恐ロシア・・・^^;中国ではここぞという時に滋養強壮として食べられていたりするんだとか。
なんでも日本人が年間で消費するうずらの卵の平均が10個らしいですよ。手間とかコストとか考えると、鶏卵の方が料理で使いやすいのは確かですからね^^
でも、おやつ(軽食)とかベーコン巻きうずらの串焼きとかでてきたら、テンション上がりますねこれ☆今度、家族に作ってみようかと思っています(笑)
ということで長々と有難うございました。
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